こっそり 外国語学習

外国語学習者の日記、雑記。

「ちょっとだけ」の魔法──育児と学びを救う、時間の使い方革命

 

目次:

  • ちょっとだけの力って、あなどれない

  • 朝の15分で世界が変わる(変わるといいな)

  • 朝活はできないけど、ちょっとはできる

  • 一番集中できるのは、エスカレーターの上

  • 親切も「ちょっとだけ」でいい

  • 面倒も、「ちょっとだけ」ならなんとかなる

  • 片付けって、気合いより「1個だけ」

  • そして今日も、外国語をちょっとだけ

  • おわりに:「ちょっとだけ」を積み上げるということ


ちょっとだけの力って、あなどれない

朝、6時30分に目覚ましが鳴るの。目覚めはいいんだけど、せっかくまだ子どもたちが寝ているわけで、自由時間としてインスタを開くでしょ。
そこから15分くらいはスマホでインスタをながめるのが日課。なにが見たいってわけでもないんだけどさ。

でもね、ふと思ったの。
この15分、なくしたらどうなる?って。


朝の15分で世界が変わる(変わるといいな)

ある朝、意を決してインスタ封印。
6:30に起きて、そのままキッチンへ直行。えらい。

1歳の朝ごはんは、チョキチョキした6枚切り食パンの半分と、粉のベビーフードをお湯でペーストにしたやつ。それに、赤ちゃんチーズを1枚。けっこう食うなあ。

4歳には切らないで出すトースト半分と、妻と4歳分で卵焼き2個分。塩、砂糖、片栗粉、水、味の素、醤油ちょろり、でオリーブオイルでじゅわっ。
焼いたらアルミホイルで包んで、3分。ちょうどいい具合に火が通る。
バナナは半分。自分で皮をむけるようになったので、ほんとに手がかからなくなった。

前は一口大に切って出してたから。幼稚園の給食さまさまですわ。

 

僕はというと、おにぎりを職場でむしゃむしゃ派。家では食べない。トイレ事情的にもその方が助かる。

妻が化粧を始めると、バトンタッチ。僕はヒゲ剃って、顔洗って、日焼け止め塗って、子どもらの歯磨き&お着替え係。
そこまでやったら、出勤!

…ていう戦争なんだけど、今日の朝だけは、ちょっと余裕があったの。15分だけね。
まあ、昨晩食洗機のスイッチ入れ忘れてて、手洗いで5分溶けたんだけど、
それでも娘に「はやく!」って急かさなくていいのは、無目的のインスタよりも価値がある。


朝活はできないけど、ちょっとはできる

語学学習界隈には、**「朝2時起きで翻訳家になった」**みたいな強者がゴロゴロしてる。でも僕は昼に眠くなっちゃうし、夜は妻とYouTube見たいし、そんな生活はムリ。

だけど、「朝活」はムリでも、「朝インスタをやめる」はできる。

5分の早起き は無理。眠い。

そう、これが、「ちょっとだけ」の威力なのだと、実感したの。


一番集中できるのは、エスカレーターの上

国語学習のゴールデンタイムは通勤・退勤時間。

だけど、実は一番集中できるのは…エスカレーターの上なのさ。

2文くらいだけど、ハリーポッターのフランス語版が読める。このタイムアタック的な感じが良いのかもしれない。焦ったらだめだよ。最初から、無理なく読める量で。1文でもいい。1単語でもいい。


あと、会議の前の2〜3分もね。

スマホ見てるな?」って思われても、外国語だったら「勉強かな?」って思われる。
インスタだとすぐバレるけど、外国語のわけわからん単語ならスルーされるの、不思議。「外国語やってるの?」っていわれたことないから、多分、みんな、なるべく他人の読書の内容は見ないようにしてるんじゃないかな。インスタとか漫画だと、ひと目でわかるけど。


親切も「ちょっとだけ」でいい

人づきあいも、ちょっとした親切が一番効く。

「笑顔で挨拶を」って自己啓発本は言うけど、それを意識すると僕はすごく疲れる。
だから、僕がやってるのは、

  • 椅子を机に戻す

  • 書類を早めに出す

  • 字をていねいに書く

このくらいの“小さな親切”が、意外と評価される。されるよ、みんな見てくれてる。
そうすると、意外と喜んでくれて、ぼくの仕事を手伝ってくれたり。
その分、外国語の時間もできるんだから、こっちとしては大助かり。ありがとうございます。


面倒も、「ちょっとだけ」ならなんとかなる

断るのが難しいお誘いも、30分だけなら付き合えるって言えば、ちゃんと誠意が伝わる。
むしろ印象アップ。

やりたくない書類も、「半分だけやる」って思えば、ちょっとだけ手が動く。
1枚やりきるのはしんどい。でも「半分」ならなんとか。1枚は無理。
そしてなぜか、やってるうちに勢いがついて、全部やれたりする。人間って不思議。


片付けって、気合いより「1個だけ」

片付けが苦手な僕が学んだのは、「一気にやろうとしない」こと。

断捨離とか、こんまりメソッドもやった。そして大いに影響を受けた。

でも、いちばん良かったのは、「1日3個ものを捨てる」ってやつ。

さらに、僕に合ってたのは、「捨てるものないかな~」って眺めて、1個だけ捨てるという方法。3個でも多いという。
まあ、継続しないから、すぐに僕の机はひどいことになるんだけど、ひどくなったらまた、ちょっとだけ捨てて、ちょっとだけマシになった机で、ちょっとだけ仕事をする、と。


そして今日も、外国語をちょっとだけ

毎日コツコツ、なんてムリ。
でも、「休憩時間の最後の1分だけ、インスタ閉じて、洋書1行だけ読む」ってのならできる。

1行×365日で、365行。
1年に1ページでも進めば、それはそれで、すごい。

ちょっとだけ。ほんとに、ちょっとだけ。
でも、それで僕の外国語学習は、なんとか続いてる。


おわりに:「ちょっとだけ」を積み上げるということ

  • 朝の15分

  • エスカレーターの上の2文

  • 会議前の2分

  • 書類の半分

  • 捨てるモノ1個

  • 洋書の1行

なにかを変えたいとき、「全部変えよう!」とすると疲れちゃう。
でも「ちょっとだけ」変えるなら、なんとかなる。

そう、ぼくのような、きわめて怠惰な人間でも・・・。