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- 「話す前に、頭の中で完璧な英文を作ろうとしていませんか」
- 結論:英語の合格基準は「伝わったかどうか」
- 3つの実話:「Wait」も「Yes」だけでも、ちゃんと伝わった
- よくある罠:「正しい英文」に変換しようとしすぎること
- なぜそれでいいのか:英語は披露するものではなく、意味を渡す道具
- 今日からできる、6つの実践のコツ
- 「自分の英語」に自信が持てなくなったら
- まとめ:津軽弁と同じで、日本人には日本人の英語があっていい
- あわせて読みたい
「話す前に、頭の中で完璧な英文を作ろうとしていませんか」
英会話のとき、話し始める前に文法を組み立て直していませんか。
主語は何にしよう、時制はこれで合っているかな、単語はこれで正しいかな。
そうやって考えているうちに、相手はもう次の話題に移っている。
そんな経験、僕にもたくさんあります。
結論:英語の合格基準は「伝わったかどうか」
先に結論を言います。
英会話で大事なのは正しい英文ではなく、意味が伝わったかどうかです。
頭の中で完璧な英文を作ってから話す必要はありません。
とりあえず手持ちの英語で話し始めて、相手の反応を見ながら整えればいいんです。
世界には、イギリス、アメリカ、カナダ、インド、シンガポール、スコットランド、オーストラリア、アフリカなど、いろいろな英語があります。
ならば日本人が日本語OSで話す「日本の英語」があってもいいはずです。
英検1級を持つ僕自身、今でもそう思いながら英語を話しています。

3つの実話:「Wait」も「Yes」だけでも、ちゃんと伝わった
①ガチャガチャ事件
中国人観光客の方が、余ったガチャガチャのカプセルを譲ってくれたことがありました。
僕:「You don't need?」
相手:「Yes!」
あとから考えると「あれ、ちょっと変な英語だったかも」となるやり取りです。
でも「もういらないからあげる」という意味はしっかり伝わり、ガチャガチャの受け渡しは無事に完了しました。
②カナダでの、さらに雑な確認
カナダでは、
「Your answer is No?」
「Yes!」
という、今思えばかなりアホな確認までした経験があります。
それでも、確認を重ねればコミュニケーションはちゃんと続きます。
③すき家の「Wait」
近所のすき家で、店員さんが中国人観光客の方に、
「Wait」
とだけ伝えている場面を見たことがあります。
満席なので少し待ってほしい、という意味は、それだけで十分伝わっていました。
「ただいま満席ですので少々お待ちください」を、わざわざ英訳する必要はありません。
伝えたい意味が「待って」なら、Waitでいい。
手持ちがそれしかなければ、それを使えばいいし、実際それで用は足ります。

よくある罠:「正しい英文」に変換しようとしすぎること
日本語で言いたい文章を、そのまま綺麗な英文に変換しようとする。
これが一番よくある罠です。
たとえば、
「私がピザの耳を食べないのは、娘が耳しか食べないから」
という日本語を、そのまま英訳する必要はありません。
状況によっては、
「娘、耳、食べる」
くらいの情報で、目的は十分に達成できます。
また、「間違った英語を話したらカッコ悪い」と自分ばかり気にするのも、少し方向がずれています。
見るべきなのは自分ではなく相手です。
「間違った情報が伝わっていないか」「相手が気を悪くしていないか」を気にする。
それは英語力というより、思いやりです。
少し意地悪な言い方をすると、「変な英語を話すのが恥ずかしい」と感じるのは、自分が変な日本語を話す外国人をこっそり笑っているからかもしれません(笑)。
でも実際には、外国人の方が「ワタシ、コレ、タベナイ。ムスメ、タベル」と言えば、意味は十分わかります。

なぜそれでいいのか:英語は披露するものではなく、意味を渡す道具
英語は、きれいな文章を披露するものではありません。
相手に意味を渡すための道具です。
だから、
「言いたい日本語を完成させる」→「正しい英文に翻訳する」→「発話する」
ではなく、
「伝えたい意味がある」→「とりあえず知っている英語を出す」→「相手を見る」→「違って伝わった気がしたら止める」→「言い直す」
で十分です。
大切なのは「一発で正解する能力」ではなく、「あ、ちょっと待って、たぶん違う」と言って修正できるメンタルです。
もちろん、正確さが本当に必要な場面では、その場で即興英作文をする必要はありません。
あらかじめ調べたり、文章を用意して読み上げたりすればいいんです。
雑でいい場面では雑に話す。
正確さが必要な場面では準備する。
そう考えると、「どんな場面でも瞬時に完璧な英文を作る能力」が必要な場面は、意外と少ないことに気づきます。

今日からできる、6つの実践のコツ
- 完璧な英文ができるまで待たず、話し始めてから整える
- 日本語の文章全体ではなく、相手に渡す必要がある情報だけ抜き出す
- 相手の表情や返答を見て、「なんか違って伝わってない?」と思ったら止める
- 間違ったら恥ずかしい、ではなく「間違った意味が伝わってないか」を気にする
- 相手も英語が苦手そうなら、相手の母語を少し使ってあげてもいい
- 上手にしゃべることより、「あなたに伝えようとしています」という思いやりを優先する
番号がついていると、今日から一つずつ試せるはずです。
全部やろうとしなくて大丈夫です。
まずは1つだけ、次に英語を話機会に試してみてください。
「自分の英語」に自信が持てなくなったら
「短い言葉でも伝わるんだ」という感覚を後押ししてくれる本として、こちらもおすすめです。
そもそも英語自体が世界中でこんなに多様だと知ると、「日本人の英語」があっても当然だと思えてきます。
まとめ:津軽弁と同じで、日本人には日本人の英語があっていい
津軽弁は標準語と違うからといって、「間違った日本語」ではありません。
だったら、日本語OSの日本人が話す英語だって、多少独特で構わないはずです。
英語は、自分がカッコよくしゃべるためのものではありません。
相手に意味を渡すためのものです。
「Wait」で伝わるなら、Waitでいい。
伝わっていなかったら、もう一回やればいいんです。
世界中にいろんな英語があるんだから、日本人には日本人の英語があっていいんです。
そして英会話は、完成してから口に出すものではなく、口に出してから完成させればいいんです。
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