外国語を話すとき、なんだか緊張する…。その気持ち、すごくよくわかる。だって、自分がやってきたことを「人前で披露する」って、ある意味テストみたいなもの。でも、それって語学力の問題じゃなくて、「度胸」の問題かもしれない。
今回は、英検1級を持つ僕が、自分なりに大事にしている「人前で話す勇気の育て方」について話してみるよ。ちょっとだけ視点を変えると、外国語を話すのもずっとラクになるかも。
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目次
- 🌱 自分の語学力、試されてる気がする問題
- 💥「人前で話すのがこわい」って、なんで?
- 🧠 他人の目が気になるのは「人間として正しい」
- 🔄 外国語をやる目的って、なんだっけ?
- 🍳 ごはんを分ける感覚で、言葉も分ければいい
- 🎤 英語って、ネイティブに「合わせる」もの?
- 🧓 3人の尊敬する「度胸の達人」たち
- 🎁 最後に:度胸って、意外と「開き直り」から始まる
🌱 自分の語学力、試されてる気がする問題
外国語を話すって、「自分がこれまでやってきたこと」を人前で披露することなんだよね。だから、「テストされてる気がする」って人、すごく多い。
でも、実はこれは語学力じゃなくて、度胸の問題。はじめて会う人と話すときの技術、コミュニケーション能力の話なんだ。
どれだけ勉強しても話せない人と、たいして勉強してなくても話せる人がいる。その違いって、意外とそこなんだよね。
💥「人前で話すのがこわい」って、なんで?
人前で話すときに緊張しちゃう人って、「自分がどう見られるか」が気になるんだよね。
「聴衆をかぼちゃだと思え」って言われても無理だよ。かぼちゃじゃないもん。「気にするな」って言われても、それができたら苦労しない。
だから必要なのは、開き直りなんだ。
🧠 他人の目が気になるのは「人間として正しい」
芸能人を見てごらん。どれだけキレイでも、「鼻がでかい」「顔が丸い」とか言われる。
人前に出るって、そういうことなんだ。どんな人でも、評価されてしまう。そして、たいていその評価は低め。
外国語で話すってのも、その一種。人に見られ、聴かれ、勝手に判断される世界。
🔄 外国語をやる目的って、なんだっけ?
ここで自分に問い直してみる。
外国語をやってる理由って、「すごいって言われたいから」?
いやいや、もともとは「伝えたい」「知りたい」からだったはず。
なのに、いざ人前に出ると、急に評価される気がして、縮こまっちゃう。それって、ちょっともったいないよね。
🍳 ごはんを分ける感覚で、言葉も分ければいい
僕はこう思う。
「自分が楽しいことに、他人を混ぜてあげる」。そのくらいの気持ちがちょうどいい。
自分のために作った料理、「これ最高なんだけど、食べる?」って分けてあげる感覚。相手の好みに合わせようとしすぎると、逆にしみったれるんだ。
🎤 英語って、ネイティブに「合わせる」もの?
ネイティブに評価されるための英語じゃなくて、
「お前が英語しかわかんないから、しょうがないから合わせてやってんだよ」って気持ちでいい。
日本語だったら超かしこいのに、相手がわからないから英語使ってるだけ。それくらいでいいじゃん。
🧓 3人の尊敬する「度胸の達人」たち
・綾戸智恵さん。
小中学生のとき、来日した外国人との交流があって、大好きだったジャズでききかじった英語で、とにかく一生懸命話したらしい。「アイライク ミュージック!スペシャリティ、ジャ〜ズ!!」って言ったって。イスペシャリィ、の間違いかな、と思ったけど、間違ってても通じればいいっていう、あの姿勢が最高。彼女の音楽も、大衆に合わせて製品化されたものっていうより、「自分が思う最高の音楽を、みんなに分けてあげてる」って感じがして、好き。著書「マイ・ライフ」ではこのエピソードのほかにも、単身アメリカ留学したときのエピソードとか、綾戸さんのパワフルな「毛穴感覚」に関する話がいっぱい。
・桃井かおりさん。
映画『SAYURI』での撮影時、発音のことで何度も注意されて、「スピーク!スピーク!って、犬みたいに言われて。噛みついてやろうかと思った」っていう話がある。
でも彼女は「自分を貫いてる」って感じじゃない。ただ、どうやっても曲がらない、すさまじい生来性の個性がある。本人は周囲に合わせようとしてるのに、それを飲み込んでしまうだけの「桃井性」がある。それを、僕たちはただ眺めさせてもらってる。ハリウッドの現場でも、結局誰もがその“モモイ風”を受け入れるしかなかったんじゃないかな、って思う。
・出川哲朗さん。
言わずと知れた、リアル“出川イングリッシュ”の申し子。
文法めちゃくちゃ、単語もあやふや。でも、めっちゃ通じてるし、ちゃんと笑いとれてるし、何より嫌味がない。
それってやっぱり、自分をさらけ出す力が異常に強いからだと思うんだよね。テレビで見せるおバカキャラも、本当に“丸腰”でやってる感じがする。外国人相手に何を言われても、何も持ってなくても、ちゃんとそこに立てるって、普通できないよ。
あの人、たぶん、間違いを恐れること自体を忘れてる(笑)。でもそれこそが、コミュニケーションに必要な勇気なんだよね。
🎁 最後に:度胸って、意外と「開き直り」から始まる
結局のところ、僕が思う「度胸の育て方」はこれ。
「自分が楽しんでることを、おすそわけするだけ」。それだけでいい。
萎縮して話せないときは、ちょっと開き直りスイッチを押してみると、世界の見え方がちょっとだけ変わるかもしれないよ。
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