要約
日本育ちの純・和風人間である僕が、中学生のときにロシアとカナダでちょっぴり留学を経験。だけど、どこまで行っても「和」のままで、現地のノリに溶け込むなんて夢のまた夢。その後も外国語はずっと日本で独学。アプリを外国語にする「セルフ留学」に挑戦してみたけど、まさかの挫折!?そんな僕が思う「日本で外国語を学ぶって悪くないよ」っていう話。
目次
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和風人間の僕について
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ロシアでの謎サッカーと「スパシーバ ムジカ〜♪」
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カナダでの迷惑ホームステイと「マリク」伝説
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留学に向いてないのは誰か
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日本でやる「セルフ留学」ってどうよ
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フランス語ポケモンで挫折した件
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結論:どこにいても、学びはできる(たぶん)
1. 和風人間の僕について
ぼくは、日本人の両親のもとに生まれ、日本で育った37歳の男性。妻と、かわいい娘が二人。外国人の知り合いはいない。
旅行も、国内ばっかり。なんなら最近は車で10分のところにあるホテルに泊まるみたいな、ものぐさ旅行がメイン。子どもが小さいと、それが楽で楽しいんだよ。そんなぼくでも、実は中学のときに2回、留学を経験してるっていう意外な(?)過去がある。
2. ロシアでの謎サッカーと「スパシーバ ムジカ〜♪」
1回目は、ロシア。たったの1週間だけど、ちゃんと「留学」って言われてた。中学生のとき、姉妹都市との交換留学で、生徒会長が行かなかったから、なぜかぼくに声がかかって、行くことに。
覚えてるのは…ロシアの芸術学校の生徒が、めちゃくちゃ大人っぽかったこと。実際は同い年らしいんだけど、完全に「大人」だった。そして、その子が「スパシーバ ムジカ〜♪」って歌ってくれた。妙にキレイで、ロシア語って響きだけで美しく感じるという、思春期男子の不思議な感受性。
夕方になると、なぜかサッカーボールを蹴ってた。なぜかっていうと、サッカー部の人気者の子が中心にいたから。ぼくは「これはなんの時間かな」と思いながら適当にサッカーボールを蹴っては、おかしなところに飛ばしていた。
そして、帰国後にしっかりお腹を壊しました。たぶん、緊張してたんだよ。がんばったな、中学生のぼく。
3. カナダでの迷惑ホームステイと「マリク」伝説
ロシアから帰って数ヶ月後、親が「英語好きならカナダでも行っとけ」ってなって、今度はカナダへ2週間のホームステイ。
行く前に「これは読んどけ」っていう注意事項を完全に無視して行ったもんだから、案の定、ぼくだけ何をすればいいかわからず、ホストファミリーにたくさん迷惑をかけた。しかも、当時は英語もよくわかってなかったので、「なにが悪かったか」もわからなかった。まあでも、優しかったな。子どもたちもかわいかったし。子どもたちを背負って、トランポリンずっと跳んでた思い出しかない。
あと、現地の語学学校の先生の娘さんが、なぜか勝手にみんなに外国語名をつけてて、ぼくは「マリク」と呼ばれた。その子は僕と同じ留学生の、別の男の子にやたらとアプローチしてて、そのついでみたいな感じで。同じノリで「クリス」って呼ばれてる子がいた。日本に帰ってからも「マリク」「クリス」でメル友になった。いい人だった。
さらに、書道ができる子は現地でパフォーマンスして大喝采だったんだけど、ぼくは書道できないので、スイカ割りのスイカを用意した(なぜ)。ホストファミリーには「君も書道できるの?」って言われて、ボールペンでカタカナの名前書いたら喜ばれたから、まあよしとした。
4. 留学に向いてないのは誰か
こうして振り返ってみて思うんだけど、ぼく、ほんとに留学向いてなかったんだなって。
言葉の壁というより、「話すことがない」って状態がキツかった。もっとこう、人に興味をもつとか、空気読んで入っていくとか、そういうソフトスキルが足りなかったのよね。日本でもやや苦手だったくらいだから、外国でなんて無理だった。
あと、外国に行ったからって、開放的になるタイプでもなかったし。むしろ、自分の「和風っぷり」が強調された気がする。着物着てないのに、なんか一人だけ和風。ずっと白米食べてたい。梅干しが恋しい。「幻の梅」っていうやつが好きなんだ。味付け海苔も好きだよ。
5. 日本でやる「セルフ留学」ってどうよ
そんなぼくでも、外国語を学ぶこと自体は好きだった。だから、最近は「セルフ留学」っていうのをやってみた。いや、これ僕が勝手に名付けただけだけど。
具体的には、スマホの言語設定をフランス語にしたり、日記を英語で書いたり、メモを中国語でとったり。とにかく、意図的に「自分の環境を外国語だらけにする」っていうスタイル。いいアイディアっぽくない? でもね・・・。
6. フランス語ポケモンで挫折した件
一番最近のチャレンジは、「ポケモンスリープ」の言語設定をフランス語にしたこと。娘がやりたがってたし、いい機会だと思って。
で、フランス語に変えたら…まじでやる気が失せた(笑)。単純に、読むのがめんどう。あれ?ってなるし。すかさずフェードアウト。
娘もなにも言ってこなかったので、そのまま終了。アプリをフランス語にしただけで、アプリごと消えた(消した)。
7. 結論:どこにいても、学びはできる(たぶん)
そんなこんなで、結論。ぼくはどこまで行っても「和風」。海外に行っても、日本にいても、自分らしさって案外変わらない。でも、日本にいながらでも、外国語は学べる。ちょっとずつでも、積み重ねれば、そこそこ身につく。
だから、無理に留学しなくてもいいと思う。あ、でもこれは「留学は意味ない」って言ってるんじゃない。向いてる人には、すごくいいと思うよ。実際、海外でバリバリやってる人、すごいと思う。そういう人のインスタとかブログとか、探したらきっと出てくるよ。がんばって。
ぼくはたまたま、和風なまま、国内で外国語を細々と学ぶタイプだっただけ。そんな人もいますよっていう話。
おわりに
セルフ留学すら向かない。英検1級とったあとも、英英辞典はなんだか馴染めない。あ自分のやり方で、楽しめる形で。白米に梅干し、そして語学のある日常。悪くないと思っている。っていうか、悪いかよ。悪くないよね。読んでくれてありがとう。
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