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独学で外国語を学びたいけど不安、そんな人に読んでほしい。
教室に通うメリットもあるけど、独学の魅力ってやっぱり大きい。
どっちが正解って話じゃなくて、自分に合うスタイルがいちばん大事だよねって話。
目次
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独学派の僕がこのテーマを語る理由
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教室に通うメリットも、実はわかってる
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ぼくが教室に向かない理由
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独学ならではの魅力と、孤独という落とし穴
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結局、地道な作業は独学向きかもしれない
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でもちょっとだけ、教室のキラキラにも憧れる
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発音の壁と、プロに習うべきこと
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結論:「嫌いにならない」が最優先
独学派の僕がこのテーマを語る理由
「外国語って、誰かに習ったほうがいいの?それとも独学でいける?」
この質問が出た時点で、だいたいわかっちゃうよね。「できれば独学がいいけど、大丈夫かな…?」っていう気持ち、わかる。ぼくも、ずっとそのタイプだった。
実際、「独学でもいけるのか」っていう疑問は、裏を返せば「できれば教室に通わずに、自分のペースでやりたい」っていう願望のあらわれなわけで。
もうこの時点で、ぼくは完全に独学派です、って名乗ってるようなもんなんだけど。
教室に通うメリットも、実はわかってる
でもね、ちゃんと教室に通った経験もあるんだ。っていうか、中学・高校・大学と、まあまあ真面目に英語の授業も受けてたし、フランス語も第2外国語として大学で習った。
それに関しては、「あ、これ、習っててよかったな」って思う瞬間もある。
まず、教室ってサボりにくいんだよね。
お金払ってるし、先生もいるし、他の人の目もあるし、行けばとりあえず何かしらやるでしょ。
それに、プロの講師が出してくる教材って、たいていはよく精製されてて無駄がない。いわば学習のエッセンスを、コンパクトにまとめてくれてる感じ。
ぼくが教室に向かない理由
…なんだけど、やっぱり教室って、ぼくには向いてなかった。
まず、通うのがめんどくさい(笑)。
身支度して、教材準備して、電車のって、教室に着くまでの時間。その時間があるなら、ぼくは単語帳めくってたいの。
5分とか10分の細切れ時間を、いかに学習にまわすかがぼくの信条だから、移動時間がもう、もったいなく感じちゃう。
あと、人と一緒にやると、なんかペースが狂うんだよね。
できる人がいると焦るし、できない人がいるとサボりたくなる。これ、たぶん性格の問題。ぼくは「こっそり外国語学習」っていうブログをやってるくらいなので、できるだけ人目に触れず、自分のペースでやりたいタイプなんです。
独学ならではの魅力と、孤独という落とし穴
独学の魅力って、やっぱり「自分の裁量で動ける」ところだと思う。
今日はリスニングだけにしよう、とか、この週は単語強化ウィークにしよう、とか、自由に決められる。
しかも、参考書1冊買えば、それだけで1コマ分の授業以上の情報が詰まってることもあるし、教材を自分で選べるから、自分の目的やレベルにぴったり合ったものを使える。
ただし、孤独は避けられない。
仲間が欲しい人には、たぶん地獄。
でもぼくは、人がいるとつい比較してしまうので、むしろ一人のほうが平和だったりする。独学って、そういうタイプの人にはめちゃくちゃ快適な環境なんだよね。
結局、地道な作業は独学向きかもしれない
外国語の習得って、地味な作業の積み重ねだと思うんだ。
たとえば、毎日ベッドで寝転びながら単語帳めくる人とか、トイレのドアに単語貼ってる人、自作の単語帳つくる人、通勤中に音声を聞く人。
この、「自分だけのスタイル」で毎日ちょっとずつやるっていうの、すごく独学っぽいよね。
もちろん教室でも、こういう自学の時間は求められるけど、「自分でやる」っていう感覚を持ってるかどうかが大きい。
結局そこなのかも。「自分でやる」って気持ちさえあれば、独学はちゃんと機能する。
でもちょっとだけ、教室のキラキラにも憧れる
ぼくの好きな歌に「いーあるふぁんくらぶ」っていうのがあるんだけど、
この歌は、中国人の推しが好きすぎて中国語教室に通う主人公の話なのね。
めちゃくちゃ楽しそうなの。2番になると、海外のライブにも誘われちゃったりして。
教室って、そういう「仲間とのキラキラ体験」があるんだよね。
同じ目的を持って集まった人たちがいて、年代も職業もバラバラで、でも言葉でつながっていく。
ぼくも子どもが生まれる前は、外国語じゃない趣味で教室に通ってたことがある。
お坊さんとか、電子工学の先生とか、宅建持ってる人とか、すごいメンツが集まってて、でもランチは一緒に笑って食べてた。不思議な時間だった。
発音の壁と、プロに習うべきこと
あと、これ忘れちゃいけないやつ。発音。
独学だと、やっぱり限界あるなって思う。
実際、発音に関してはプロに習うべき、っていう意見も多いし、ぼくもそれにはけっこう納得してる。
ぼくが尊敬してる外国語学習のエッセイ本の先生たち、たとえば黒田龍之介先生とか千野栄一先生とかも、発音の重要性を語ってた気がする。
(黒田龍之介「ロシア語だけの青春:ミールに通った日々」「語学はやり直せる!」
発音に関しては、「ディープリスニング」っていう勉強法があって、これは、文字を見ずに音だけ聞いて、わかるようになってから文字を見るってやつ(グレゴリー・クラーク「クラーク先生の英語勉強革命」)。
独学でもこれならイケるのかもしれないけど、ぼくは適当な男なので、そこまでは保証できません…。
結論:「嫌いにならない」が最優先
というわけで、「独学 vs 外国語教室」について、つらつら書いてきたけど、
結局のところ、どっちでもいいの。自分に合ってれば、それが正解。
(ただし、僕は完全に独学派)
ただ、ひとつだけ言いたいのは、「嫌いにならないこと」が一番大事。
どんな方法でも、嫌になったら終わり。続かなきゃ、意味ないから。