目次
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英語はまあ、ちょっと昔から
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フランス語をもう一度始めた理由
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フランス語ハリポタ7周して気づいたこと
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中国語は突然始まった
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Kindle地獄と紙の本への回帰
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「聞き取れた!」の快感
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多言語って、ほんとに意味あるの?
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おわりに:気づいたことは、また今度書くね
1. 英語はまあ、ちょっと昔から
英語はね、小学校3年生のときに近所の英語教室に通い始めたのが最初。友達のうちのパパが外国人で、英語塾やってたの。で、引っ越しを機に公文式の英語に変わって、それなりに続けてはいたんだけど、中学で英検準2級に落ちてから、気持ちがやや萎えて、まあ学校の勉強くらいしかしなくなったんだよね。
で、社会人になってちょっと時間できたときに、「やっぱ英検1級ってかっこよくね?」ってなって、そこからまた再開。3年か4年か5年か…まあなんかそのへんの期間かけて、ギリギリ合格しました。ほんとギリギリ。運にも助けられた。
でも、そのあたりでね、「英語を極めるか、他の外国語に手を出すか」って考えたの。で、他の記事にも書いたんだけど、アマゾンで買った英語のテキストが海外から届くのに時間がかかったので、その間、大学で選んでた第二外国語のフランス語を、再び始めることにしたのです(届いた英語のテキストは読まずに売った。ミニマリストなんで)。
2. フランス語をもう一度始めた理由
大学では、ほんとに「やりました」くらいのフランス語。基礎文法をやって、「え、接続法って何?」みたいなところで終わってた。条件法?知らない子ですね。
まず使ったのは、「ゼロから始めるフランス語」っていうシリーズ。これ、けっこういいよ。文法も単語も、ほどよくまとまってて、かつ繰り返せる構成。まさに僕向け。電子書籍で買って、何周もした。
フランス語の単語集ってあんまりたくさん載ってるやつがないんだけど、「これ一冊でOK」みたいなのが欲しくて(英語のときはアプリの「マジタン」を使ったんだけどね)、9000単語のってる単語集をKindleでゲットして、10周くらいしたかな。で、「いざ!」と意気込んで手に取ったのが、ハリー・ポッターと賢者の石。フランス語版ね。
3. フランス語ハリポタ7周して気づいたこと
最初の1周目は、マジで何言ってるか分からんかった。ホグワーツに行ってるのかまだ駅なのか…状況がつかめず、「え、いまどこ読んでるの?」って何回もなった。
ホグワーツについたー、と思ったら、何ページか後に「ホグワーツについた」みたいな描写がでてきて、「じゃあ、いままでどこにいたの」ってなってた。
でも、3周目くらいから、「フランス語でごはんのメニュー書かれるとうまそう」とか思えるようになってきて、5周目くらいには、登場人物のセリフもなんとなく誰のものか分かってきた。6周目では、マクゴナガル先生のセリフを暗唱してみたりね。いま7周目、だいぶ「こなれてきたな」という感覚がある。
で、ここで思うのが、同じ本を何周も読むって、やっぱり効くってこと。単語が見慣れてくるし、構文も「あ、これ見たことあるやつだ」ってなるし。これって、希望持てるよね。
4. 中国語は突然始まった
で、フランス語を楽しんでたら、急にくるのよ、現実。職場に中国語しか話さないお客さんがちょくちょく来るようになって、「ああ…これはもう中国語やるしかないな」って。ほんとは次にドイツ語やろうとしてたんだけど、予定変更。
中国語も、まずは「ゼロからはじめる中国語」シリーズを使って、文法と基本単語を学習。ここまではよかった。問題は読書。
5. Kindle地獄と紙の本への回帰
Kindleで中国語の本を探すと、簡体字(中国本土で使ってる字)の本がほんっとに少ない!「ロード・オブ・ザ・リング」の「ホビット」を読もうと思って、うっかり繁体字(台湾のほう)の買っちゃって、「なんか違和感あるな…あ、これ字が違うじゃん!」って気づくまでちょっと時間かかった。
じゃあKindleでピンイン(ふりがな的な発音ガイド)つけようと思って、Kindle Oasisっていう高級端末を買って、ピンイン表示機能を使ってたら、ある日突然使えなくなって。サポートに聞いても、担当者が「ピンインってなに」状態で、何人も担当者をかえて対応してくれて(その説はありがとうございました!!!)、大変親切に交換の話までいったけど、そこまでで気力が枯渇していた僕は面倒になって「すみません・・・」ってキャンセル(その節はまじですみませんでした)。
で、ついに見つけたのが「ピンイン付きの星の王子さま(紙の本)」。中国の小さい子向けに出てる「拼音版(ぴんいんばん)」ってやつ。2週間かかったけど、届いたときは感動したね。ほんとは電子がよかったけど、しょうがない。紙でもうれしい。
6. 「聞き取れた!」の快感
近所のデパートで「非常感謝(フェイチャンガンシエ)」ってアナウンスが聞き取れたとき、「うひょー!」ってなった。「あ、聞こえる…!」っていう喜び。
あと、お客さんが「不知道(ブーチーダオ)」って言ってるのが聞き取れたり、Google翻訳で訳した内容を、音読してみたらスムーズに通じたとき、「ちょっとは役に立ってる」って思った。Google翻訳でそのまま訳すと、主語をちゃんと入れないと、僕がいいたいのか君がいいたいのかどっちだ、っていう状況になるの。これ、外国語あるあるだと思うよ。外国語は主語をおろそかにしてはいけない(そういう外国語しか勉強したことないだけかもしれないけど)。
7. 多言語って、ほんとに意味あるの?
と、聞きたい気持ちはよくわかる。でもきいて、意味があるからやるんじゃないの。楽しいからやるの。中国語も、結局グーグル翻訳使ってるけど、それすらも楽しい。あの複雑怪奇な文字と音の組み合わせ。それが少しずつわかるようになっていく喜び・・・。実利じゃないよね、ほんと、贅沢な付き合いかたをしていると思う。仕事でバリバリ外国語使っている方には申し訳ない、この趣味的な付き合い方。
そして、英語を勉強してるだけではわからないことも、たくさん気付ける。最初は、「英語やってれば、似ているとされるフランス語は楽勝かも」なんておもってたけど、全然違う!この、「未知の領域が無限にある」感じ。最高だよ。
8. おわりに:気づいたことは、また今度書くね
本当はね、英語以外の外国語をやってみて気づいたこととか、そういう話をしようと思ってたんだけど、気がついたらただの学習記録になってた。でも、どんなところに苦労してるか共有できたら、それはそれでいいよね。もっと深く、気付いた話は、また別の機会にかければと思います。読んでくださって感謝。