要約
「音読、たのしい!」
この一言に尽きる。でもね、実際やろうとするといろんな壁にぶつかるのよ。場所がない、時間がない、口が疲れる…。
子どもの頃は1時間くらい余裕で声出してたのに、いまは15分でバテる。なんで?でも、やっぱり音読って楽しいんだよね。
声に出すことで、自分が外国語を“使ってる感”が湧いてくる。
たとえ意味がよくわからなくても、たとえ発音がイマイチでも、スラスラ読めるだけでちょっとペラペラ気分。
そんな音読の魅力と、その裏にある小さな苦労と工夫を、今回もこっそりぜんぶシェアしてみるよ。
目次
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音読、たのしい!ほんとに
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「口に出して歩き回る」っていう僕の暗記法
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でも、口って意外とスタミナ制限あるのよ
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外国語でも音読は最強…のはず
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発音、あんまりよくなくても楽しいんだ
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音読したいのに場所がない問題
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15分でへとへと。昔より疲れるのなんで?
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それでも音読は、やっぱり僕の味方
音読、たのしい!ほんとに
音読ってさ、なんであんなに楽しいんだろうね。黙って読むより、口に出したほうがスイッチ入るっていうか、なんか、やる気が出るの。いや、やる気が出るっていうより、「いま、自分、ちゃんと外国語やってる!」っていう満足感があるんだよね。見て!見て!えらいでしょ!みたいな。
たとえば、洋書読んでるとき。ほんとは黙読でどんどん読みたいときもあるよ、そりゃ。でも、ちょっとした一文を声に出して読むだけで、その一文のかっこよさとか、リズムの良さとか、ぐっと入ってくるじゃん。あれがいいんだよなあ〜。
「口に出して歩き回る」っていう僕の暗記法
僕さ、昔から暗記ものってそんなに苦じゃなかったの。理由があって、それは母から教えてもらった「口に出しながら部屋をうろうろする」っていう、独特すぎる暗記法。いやこれ、ほんとに効くよ。やってみて。
声に出す → 聞こえる → 歩く → 脳が刺激される、みたいな?たぶん、五感のいろんなルートを同時に使って覚えるっていう仕組みなんだと思うけど、とにかく定着率がいい。九九とか、平家物語の冒頭とか、春の七草とか、なんかもう自動再生されるレベル。年号とかもいけた。
でもこの方法、最大の弱点があってさ。**「口が疲れると終了」**なの。歩くのは元気でも、しゃべるのがムリになったら詰む。大学受験期、一夜漬けしてるときに、まさにそれで詰んだ。
でも、口って意外とスタミナ制限あるのよ
なんかね、脳より先に口が疲れる。あと、声が枯れる。そもそも音読って、地味に筋肉使うじゃん?口のまわりとか、舌とか、喉とか。自分が「声を出す生き物」なんだなって実感するよね。
で、大学以降はさすがに歩き回りながら音読する機会も減って、ちょっとご無沙汰してたんだけど、外国語学習を始めてからまた再燃してきたんだよね、音読欲が。
外国語でも音読は最強…のはず
単語帳とか、例文とか、ぜんぶ音読したくなる。でもさー、問題があるの。**場所がない。**音読って、どこでもできるもんじゃない。
僕の主な勉強場所は、「電車の中」と「オフィスの机」なんだけど、どっちも音読NGでしょ。駅のホームでいきなり「Je suis fatigué...(疲れました)」とか言い出したらただの変な人だし、オフィスで突然「Nǐ hǎo!」とか言ったら、やっぱり変な人だよね。そもそも、「忍びのごとく こっそり外国語やる」っていう僕のポリシーに反するじゃん?
だから、うちで、妻と娘が寝たあととか、お風呂に入ってる間とか、そういう**貴重な“音読チャンス”**を使って読むんだけど、それでも毎日じゃないんだよね。
発音、あんまりよくなくても楽しいんだ
ちなみに、僕の発音、そんなに良くないよ。英語なんて特に母音が難しくて、「あ」は全部「あ」なの。でも、まあいいの。
だって僕、会話派じゃなくて読書派の学習者だから!優先順位は、正直そこじゃない。
ただね、アクセントだけは外さないようにしてる。英語ってアクセント違うと通じないっていうし、そこだけはがんばってる。
でね、意味はあんまりわかってなくても、スラスラ音読できたら、なんか「話せてる」気分にならない?これ、完全にエア外国語スピーカーごっこなんだけど、楽しいからオッケー。
音読したいのに場所がない問題
さっきも言ったけど、音読できる場所ってほんとに限られてる。だから、ちょっとでもチャンスがあると「いまだ!」ってなる。
たのしいのは、音読とはちょっと違うんだけど、外国語の歌を一個だけ覚えてさ、洗濯物ほしてるときとか、子どものこもりうたの後半(前半はだめ 「それなんのうた?」って聞かれて目をさますから)とかで口ずさむ。これは楽しい。
15分でへとへと。昔より疲れるのなんで?
でさ、最近ちょっと気になることがあるの。音読してると、すぐ疲れるのよ。昔は1時間とか平気だったのに、今は15分でバテる。しかも、舌が回らなくなるっていうか、口の中がだるくなる感じ。
これ、年かな?老いかな?衰えかな?
たぶん使ってなかった筋肉がサボってたんだろうね。音読って、実は顔面筋トレなのかもしれない。思えば子どもの頃は、ドラマのセリフとか、CMのキャッチコピーとか、なんでも真似してたもんなあ。
それでも音読は、やっぱり僕の味方
なんだかんだで、音読はやっぱりいいよ。意味がすぐに入ってくるとか、記憶に残りやすいとか、リズムで覚えられるとか、いろんなメリットあるけど、いちばんは「やってて楽しい」ってことだと思う。
あと、「発音に自信がないから音読しません」っていう人いるけど、発音気にしないで毎日音読してる人のほうが、話すのは上手になるかなって思ったり。何度もいうけど、発音上手になりたい人はぼくの言う事聞いちゃだめだよ。
だから、ぼくは今日もこっそり音読するよ。うまくなくてもいい。意味わかってなくてもいい。スラスラ読めたら「ちょっと話せてる気分」に浸るよ。それでOK。
そう思ってがんばる。