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はじめに:外国語、一生懸命やってるのに伸びない
外国語学習なんて、「今日もぼちぼち」以外のやり方はないよね。
「今日もがっつり!」は3日でへばる僕です。
今回のテーマは、「外国語一生懸命やってるのに、思ったより伸びない」。
これね、ほんとみんな一度は感じると思うんだよね。
ぼくも、何度となく思った。ていうか今も思ってる。そしてこれからも。
でもさ、これって、実は結構簡単に解決できる問題なんだと知ってはいるんだ。
そんなに深刻に悩まなくても大丈夫。
じゃあ、どうすればいいかっていうと――
外国語は「慣れ」がすべて
外国語って、「慣れ」なのよ。学習じゃなくてさ。
たとえばさ、
毎日「おはようございます」って挨拶してた人が、
いきなり「ニーハオ」って言うようにしたらどうなると思う?
最初はめっちゃ恥ずかしい!これは本当に、照れる。
あれ?なんか変な感じするな?とか思うよね。
でも、1ヶ月くらい経ったらどうかな。
たぶん、もともとまわりも「ニーハオ」なわけだし、
自分でも自然に「ニーハオ」って言えるようになるんだよ。
つまり、外国語の成長って、**この「慣れ」**なんだよね。
伸びないのは「慣れる前に忘れてる」だけ
でさ、「伸びないなぁ〜」って言ってる人、
実はこれ、「慣れないなぁ〜」って言ってるのと一緒なの。
じゃあなんで慣れないかっていうと、
たとえば「ニーハオ」だけじゃなくて、
「シェイシェイ」も「ハオチー」も、
一気にいろいろやろうとするからなのね。
まあ現実的には、「ニーハオ」「シェイシェイ」「ハオチー」くらいはすぐ慣れるんだけど、
たとえばさ、天気予報の聞き取りとか、食レポの表現とか、
それに日記に愚痴に、何でもかんでも外国語でやろうとするとさ、
一個一個が全然身につかないの。
慣れる前に、忘れちゃうんだよね。
これ、ほんと、みんなあるある。
飽きたら勝ち。外国語学習はそこからが本番
ぼくはね、**外国語学習って「飽きてからが勝負」**だと思ってる。
だってさ、そもそもが対しておもしろくないんだよ。
母語で映画みてたほうが、感動できるもん。外国語じゃ、頭がつかれて終わりだよ。
それでね、すぐ飽きるの。
でもね、飽きるって、慣れるの前に起きる現象でさ。
そのときが本番。
飽きたあと、どれだけ「もうちょっとだけ」って続けられるかで、ほんと変わる。
単語帳7周すると見えてくる世界
たとえば、基本単語集。
だいたい1000語くらい載ってるやつね。
これをね、7周くらいするのに半年かかる。
(いや、感覚的に、だけどさ。めっちゃざっくりした話ね。)
半年かけて7周すると、どうなるかっていうと、
まだ完璧には覚えてないんだけど、
なんか「すっごい見慣れてきたな」ってなる。
クラス替えしたあとのクラスメイトの顔みたいな。
最初はさ、外国語の単語見て、日本語の意味見て、発音見て、
やっと1ページ終わって、次のページめくったら
「うわ、まだこんなにびっしり……」って毎回一喜一憂してたのに、
7周くらいすると、
「このページの次はお得ページ」とか、
「このへんはつまらんのが続く」とか、
そういう感覚が出てくるの。
覚えた単語より、「見慣れた感覚」が大事
でね、そのあとがまた面白くて。
さらに周回していくと、
外国語と日本語の対応はまだあいまいなのに、次に出てくる単語が何となく予想できるようになる。
これ、すごい成長なんだよ。
覚えてないくせに、なんか親近感ある。
これ、ほんと不思議な感覚。
しかもね、単語そのものよりも、
単語帳の構成とか、ページの並びとかに詳しくなってる(笑)
でも、それでいいんだよ。
外国語学習って、そういう「寄り道」込みだから。
外国語学習はミネラルウォーター
外国語学習ってさ、
100%純粋な「外国語だけ」じゃないんだよね。
テキストの構成だったり、
余白に書かれてる小さなイラストだったり、
そのときの自分のコンディションだったり。
いろんなものと一緒に、外国語が入ってくる。
だから、外国語学習は、純水じゃなくて、ミネラルウォーターなの。
いろんなものがちょっとずつ混ざってるほうが、むしろ自然。
そして、体にも馴染みやすい。
あんまりいろいろはいってると、お腹に合わなかったりするけど。
早く伸びたいなら「同じテキストを何度もやる」
最後に。
もし、はやく「伸びた!」って感じたいなら、
同じテキストを何回も何回もやること。
これはほんとに効果ある。
確実に、目に見えて、変わる。
ぼくも今、フランス語で『ハリー・ポッターと賢者の石』を、
10回目くらい読んでるけど、
最初の1回目とは、もう別次元だもん。
「あれ?こんな簡単だったっけ?」
ってなる瞬間、あるから。
だから、安心して、ダラダラつづけたらいい。
焦らなくて大丈夫。
だらだら、だらだら、やってるうちに、
しょうもないことから身につき始める。
まとめ:伸び悩みは成長のサイン
というわけで!
外国語学習が伸びないと感じるときこそ、
実はちゃんと成長してるってこと。
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慣れるまでが勝負
-
飽きても続ける
-
同じテキストを何周もやる
-
伸び悩みは成長のサイン
ということ。
いま触れ合っている外国語が、あなたにとって
特別なものから、日常の一部になりますように。