目次
-
英検1級を目指したきっかけ
-
もともとの英語力とブランク
-
読み漁った勉強法の本たち
-
村上式シンプル英語勉強法との出会い
-
単語対策:まずは1万語を毎日眺める
-
読書:とにかく10万語読む
-
「出る順パス単」との死闘
-
英作文対策は「型」に忠実に
-
過去問で仕上げた総復習
-
おわりに:英検1級ってやっぱりすごいよね
英検1級を目指したきっかけ
英検1級を取りたいな〜って思ったのは、多分2017年ごろだったと思う。
一次に受かったのが2019年、二次は2020年だから、大体目指して3年くらいかな。
それまでは「まあいつか取れたらいいな」くらいの気持ちだったんだけど、ある日ふと、「このままじゃ一生取らんやつだ」って気づいたんだよね。
当時の僕はすでに社会人で、英語なんてまったく使わない職場だったし、帰ってからもただただ疲れて終わる毎日。
でも、英語ができるってやっぱりかっこいいし、ちょっとした誇りになるじゃん?
しかも英検1級って、なんかもう「英語が趣味です」とか「留学経験あります」とか、そういうレベルを超えてて、「ガチ勢」って感じがしてさ。
それが欲しかった。
もともとの英語力とブランク
実をいうと、小学校3年生から英会話教室に通ってて、英語は割と得意なほうだったんだ。
中学のときも高校のときも、英語の成績はよかったし、公文でも英語は高校教材まで進んでたし。
でもね、大学に入ってからはまったく英語を使わない生活。
英語の授業も教養でちょろっとやっただけで、あとは卒業まで一切ふれず。
社会人になってからは、もう完全に英語と無縁の日々。
だから、英検1級を目指し始めたときは、英語力的には「昔できたけど今はサビサビ」っていう感じだった。
読み漁った勉強法の本たち
まず最初にやったのが、英語の勉強法についての本を読みまくること。
どうせやるなら、ちゃんと効率的にやりたいし、独学で進めるつもりだったから、自分なりの「道しるべ」が欲しかったんだよね。
特に印象に残ってるのは、村上憲郎さんの『村上式 シンプル英語勉強法』と、ロンブ・カトーさんの『わたしの外国語学習法』。
この2冊はほんとにバイブルだった。
村上さんの本は、超シンプルで、「なるほど、英語ってこうやって身につければいいのか!」って腑に落ちる感じだった。
ロンブさんのほうは、語学学習の達人って感じで、精神論も含めてすごく刺激になった。
村上式シンプル英語勉強法との出会い
村上式では、「1万語を毎日眺めろ」「10万語読め」「100の話題を暗記しろ」っていう3本柱があって、これがほんとわかりやすかった。
で、「じゃあまず単語からいくか」ってことで、1万語の単語アプリを探したんだよね。
当時見つけたのが、買い切りで800円くらいの、ちょうど1万語収録のやつ。名前はもう忘れちゃったけど。
単語対策:まずは1万語を毎日眺める
そのアプリを使って、ほんとに毎日、ずーっと単語を見てた。
英語が出て、4択で日本語の意味を選ぶ形式。
書き取りモードもあったけど、英検って別に英語を書く試験じゃないし、受動語彙(読んで意味がわかる語彙)を増やすだけで十分かなって思って、それはやらなかった。
半年くらいは、そのアプリだけをひたすらやってた気がする。
ゲーム感覚だったから、意外と飽きなかったし。
読書:とにかく10万語読む
次にやったのが、英語の本を読むこと。
これも村上さんの「10万語読め」っていうアドバイスに従って、とにかくたくさん読もうと思って。
読んだのは『ドリアン・グレイの肖像』と『キングキラー・クロニクル』。
どっちも日本語訳があるし、ストーリーも面白かったから、そこそこ楽しみながら読めた。
とはいえ、単語がわからないところも多かったけど、いちいち調べると疲れるから、わからないところはどんどん読み飛ばしてた。
「出る順パス単」との死闘
でもね、過去問に手を出してみたら、まったく歯が立たなかったんだよね。
リーディングも語彙問題も壊滅的で、「え、何この単語たち…?」って。
そこで登場したのが、例の「出る順パス単」。
mikanのアプリと連動してるやつを買って、ガチでやり込み始めた。
ただ見るだけじゃ意味なくて、英単語を見て、すぐに日本語が口から出てくるくらいまで繰り返す。
いわゆる「即答力」ってやつ。
一回で覚えられる単語なんてほんの一握りだから、3周、4周、5周・・・ってひたすら繰り返したよ。
英作文対策は「型」に忠実に
英作文は、英検1級用のライティング参考書に書いてあったとおりの「型」で対応した。
まず最初の一文は、「This is a very controversial issue but ~.」って決まり文句。
そこから、First, Second, Thirdって3つの理由を展開して、最後に「Therefore, I believe that...」で締める。
もうテンプレ中のテンプレ。
でもこの型、ほんとに強い。
内容が多少薄くても、構成がしっかりしてるだけで、それなりに見える。
あとは応用が効く例文を3〜5個くらい、中学英語で書けるようにしておいた。
たとえば「テクノロジーがすべてを解決する」とか「地球温暖化は重大な問題である」とか「一人ひとりの努力が必要だ」みたいなやつ。
過去問で仕上げた総復習
最後は過去問を5年分やった。
解きっぱなしじゃ意味ないから、間違えた問題はなぜ間違えたのかをちゃんと復習して、自分の弱点を把握するようにした。
特にリーディングの語彙問題は、パス単で見た単語が実際に出てきて、「おお、これ覚えたやつだ!」ってなったときはちょっと嬉しかったな。
リスニングは正直、しっかりした語彙力があればなんとかなる。
知らない単語は聞き取れない、というのが、僕が先達たちの本から学んだ教えで、
リスニングをただ訓練するより、結局は語彙力だ、というのが僕の持論。
おわりに:英検1級ってやっぱりすごいよね
ということで、ざっくりだけど僕が英検1級の一次試験に受かるまでにやったことを書いてみた。
合格したのは2019年度で、まだ旧形式だったから、今とはちょっと違う部分もあるかもしれないけど、基本的な対策としては今でも通用するんじゃないかな。
英検1級って、やっぱりちょっと特別な試験だと思う。
「英語が好き」ってだけじゃ合格できなくて、「本気で向き合った人」だけが手にできる称号って感じ。
でも、それだけに価値があるし、自分にとっても大きな自信になった。
もしこれを読んでる人の中に、英検1級を目指してる人がいたら、ひとことだけ言いたい。
「大丈夫、受かる!(ぼくはギリギリだったけど)」
あ、二次試験のことはまた今度書くね。
それじゃ、また!
二次試験についてはこちら