英検1級の二次試験に育児と仕事を両立しながら挑戦したリアルな体験談。時間がない中でどうやって勉強を続けたのか?スキマ時間の使い方、時短テク、工夫のすべてを紹介します!
はじめに|育児中でも英語の勉強はできるのか?
英語の勉強ってさ、なんとなく「独身時代にやっとくもん」ってイメージなかった?
ぼくはけっこうそう思ってたタイプでさ。
英検1級の一次試験に受かったときは、まだ夫婦ふたりだったんだよね。今思えば、あの頃ってけっこう時間あった。仕事終わっても静かな夜が待ってるし、夜はなんの妨げもなくぐっすり眠れるのが当たり前。そりゃ集中もできるわけだよ。「睡眠を最優先に」って自己啓発本によくあるけど、「そんなの当たり前じゃん?」って余裕こいてた。
でもね、そんな甘い時代は一瞬で終わった。
夫婦ふたりの頃は自由だった|英検1級一次試験に合格した頃の話
その1年後。子どもが生まれましたー!いやもう、世界がひっくり返ったよね。
毎日がバタバタ。寝てくれない。泣く。ミルク。オムツ。夜中。眠い。職場。残業は許されない。ギャン泣き。帰宅。風呂。寝かしつけ。——みたいな。
文字にするとやばさが薄れるけど、リアルはもっとドロッドロしてるから。ほんと。
しかも、ちょうどそのタイミングで転勤したての職場。新しい業務、新しい人間関係、慣れない環境。
もうさ、「英検の二次試験?それどころじゃないでしょ!」って声が脳内にこだましてたよ。
でも…一次免除は1年しかもたないわけ。
子どもが生まれて一変!仕事・育児・英語のリアルな両立生活
「今年逃したら、また一級の一次試験に合格するのはきつい」って思ったら、なんとか勉強したいって気持ちがジワジワ残ってた。
でもね、まとまった時間なんかないの。ほんっとに、ない。下手したら15分ですら奇跡レベル。寝不足で頭がフワフワしてるのに、子どもが夜中3回くらい起きる。自分の時間?何それおいしいの?状態。
だから、優先順位をめちゃくちゃ見直した。
一番は、育児と仕事と家事。この3つ。英語は4番目。
でも、その4番目をゼロにはしたくなくて、できるだけ「効率」ってものに血道を上げたわけ。
時間がないなら作ればいい|時短テクで生活を改善した話
時短テクの本を3冊読んだんだよね。
ほんとは10冊読みたかったけど、だいたい3冊で事足りたからそれでやめた。
ふつう、英語の本読むでしょ?でもぼくが読んだのは、「どうすれば時間を生み出せるか」って本。
これが意外と面白くてさ、「エレベータの階数ボタンより先に閉じるボタンを押せ」とか、「まとめてできることはまとめてやれ」とか、「家の中を手ぶらで歩くな。必ず何かを手に持って運べ」とか、意外と斬新なの。
それから、職場のパソコンの設定を調べまくった。
勝手にいじるわけにはいかないから、どういう機能があって、どういうクセがあるのかを、管理課からマニュアル借りて調べたの。
ショートカットキー覚えて、マウス使う時間を極限まで減らしたし、テンプレートも作ってメールの定型文は自分宛に保存。朝のメール返信とか2倍の速さになった。もうRPGのスキル修得感覚で「時短スキル」が身についてく。
通勤・エスカレーター・トイレも勉強場所|スキマ時間活用術
通勤時間は宝。いや、今思えば聖域だった。
イヤホンで英語聞きながら歩いて、電車の中ではテキストを読む。「あ、空いてる…今がチャンス!」って感じでトイレの個室でもページ開いてたし、エスカレーターは暗記タイム。もはやどこでも英語脳。
「まとまった時間ないから無理〜」ってあきらめずに、「スキマでちょっとだけやる」を積み重ねたら、結果的にそこそこ勉強できてた。
たまのボーナスステージを全力活用|子どもと妻が早く寝た夜
ちなみに子どもをお風呂に入れるのは基本的にぼくの担当。
でね、たまーに、ほんとにたまーに、子どもと妻が同時に早く寝ちゃう日があるの。
その日はね…もう、ボーナスステージ!「今夜は神が降りた!」って感じで、リビングをウロウロしながら問答例文を暗唱し続ける。ちょっとテンション上がって、1時間が3時間分くらい濃く感じる。口が疲れたら黙読。このときの意欲はすさまじかったから、いま同じことをしろと言われても無理。これは追い込まれたからこその力だったと思う。
ラスト1週間の追い込みが勝負を分けた|妻の協力に感謝
それでも最後の1週間は、妻にお願いして、毎日1時間ずつ勉強時間もらった。
この「1時間×7日間」ってのが、想像以上にデカかった。たぶんここでの集中が、合否を分けたと思ってる。
なんとか二次試験もパスできた。いやほんと、泣けた。
合格後は完全スマホ化|英語学習をもっと身近にする工夫
合格後は英検の教材に限らないから、スマホで完結できる教材しか買わなくなった。紙も重いし、出先でサッと見れないのが地味にストレスだったんだよね。今は逆に、スマホさえあれば英語学習がどこでもできる。便利な時代に感謝しかない。
そして、いつの間にか言われるようになった。
「なんか、要領いいよね」って。
えっ、ぼくが!?って感じだったよ。昔は全然そんなことなかったし、どっちかというと不器用寄りだったから。
でも、たぶんあのカオスな育児と仕事と英語の三重苦の中で、生き延びるために自然と身についたんだと思う。
まとめ|育児・仕事・英語を両立するために大事だったこと
スゴイことやってたわけじゃないんだよね。
「まとまった時間ないから無理〜」ってあきらめずに、「スキマでちょっとだけやる」を積み重ねたら、結果的にそこそこ勉強できてた。
しかも、「どうせなら勉強しやすい環境にしよう」って、いろんな工夫したことが、自分をラクにしてくれた。
時間は勝手にはできない。でも、作れる。
気合よりも工夫。完璧じゃなくて、そこそこを積み上げる。
スマホ1つで世界が変わる。ちょっとの工夫で自分が変わる。
これから何かを両立しようとしてる人に、少しでも参考になればうれしいな。