外国語をはじめたいなって思ったとき、まず「英語かな?」って考える人、多いと思う。
人によっては間違って「フランス英会話」とか言っちゃうことがあるくらいだし、日本では「外国語=英語」ってイメージがいまだに根強いんだよね。
学校で英語を習ってきたってのもあると思うけど、それもそろそろ昔の話かもしれない。
最近は、観光地の看板にも中国語、韓国語、時にはロシア語まで書かれてる。
だから、「外国語って英語のことでしょ?」っていうのは、ちょっとおじさん的な考えなのかもな~と思ったりもする。
どの言語にするか迷うのも楽しい時間
何語をやってみようかなって考えるのって、すごく楽しい。
ガイドブックめくったり、アプリをインストールしてみたり、YouTubeで発音動画を見たりして、気分が高まってくる。
この「迷う時間」も含めて、すでにもう楽しさの一部なんだよね。
ただ、ぼくがフランス語と中国語をやってる理由は、そんなに立派なものじゃない。
大学の第二外国語の選択肢が、フランス語かドイツ語だったってだけ。
で、当時、専門にしようと思ってた分野が「フランスのほうが進んでるよ」って、フランス語の講師が言ってたから、
「じゃあ、フランス語でいいか~」って、そんなノリ。
それがもう20年くらい前の話になるんだけど、
今もフランス語とは、細く長く付き合ってる感じ。
ドイツ語への未練と、中国語との出会い
じつは、ドイツ語への憧れもあった。もうひとつの選択肢だったから。
どっかでやってみたいなーってずっと思ってた。
でもね、仕事してるときに、中国語しかできないお客さんが来ることがあってさ。
フランス語しか話せないお客さんってのは来ないし、ドイツ語でしか読めない資料も今のところない。
読みたい本の中にもドイツ語オンリーってのは出てこない。
だから、しかたなく(?)中国語をはじめてみた。
そしたら、これがまた面白いんだよ。
漫画とか小説をきっかけに
中国を舞台にした作品って、漫画でも小説でもけっこう多くてさ。
キャラクターの名前の漢字を辞書でひいて、「ほんとはこう読むのか~」って発見したり、
セリフの一節をGoogle翻訳にかけて、ふりがなつきで読んでみたり。
「このセリフ、中国語で言ったらどんな感じなんだろう?」とか想像して、ひとりで遊んでる。
こういうの、時間つぶしにもぴったりで、気づいたら1時間くらい経ってたりする。
外国語って、待ち時間にぴったりなんだ
ちょっと話がそれるけど、
「この日が楽しみで待ちきれない!」ってこと、あるよね。
誕生日とか旅行とか、なんでもいいんだけど、待ってる時間って長く感じる。
そんなときにオススメなのが、外国語をはじめること。
できれば、試験を申し込んじゃうのがいい。
すると、あっという間にその日が来る。
「時間が足りない!」ってなるから、待ってる気分どころじゃなくなる。
下手したら楽しみにしてた記念日を忘れるくらい。
外国語学習は「大人の遊び」
外国語って、いくつ一緒にやってもぜんぜん重くない。
参考書は1冊1000円くらいだし、電子書籍なら本棚もいらない。
試験だって、合格しなくてもいい。遊びだから。
「大人の遊び」っていうといろいろあるけど、これは子どもがやってもOKな大人の遊び。
しかも、ただの「子どもだまし」じゃなくて、しっかりした達成感がある。
多言語で楽しむハリー・ポッターと星の王子さま
たとえば、ハリー・ポッター。
中国語版は、今のところAmazon Kindleでは読めないけど、楽天Koboにはある。
フランス語版はKindleで読める。
ちなみに、ぼくは『ハウルの動く城』が好きなんだけど、フランス語版の電子書籍はAmazonフランスにしかなかった。
繁体字版のハウルなら、Kindleで読めるよ。
そういうのを読み比べてみるのも楽しいし、
『星の王子さま』はフランス語が原語なんだけど、子ども向けだと思って読むと意外と手ごわい。
昔「星の王子さまカレー」とか売ってたけど、内容は子ども向けってわけじゃないよね。
そのうちドイツ語とロシア語もやってみたい
今はフランス語と中国語をのんびり続けてるけど、
そのうちドイツ語とロシア語もやってみたいなって思ってる。
ロシア語って、なぜか語学本の著者に多い気がするんだよね。
それに、あのキリル文字、見た目がかっこいい。
ドイツ語への憧れは、さっき書いた通り。
でもまあ、そのあたりのタイミングは完全にぼくの気分しだい。
だって趣味だからね。
異文化理解とかは特に気にしてない
あらためて思うけど、ぼくって「国そのもの」にはそこまで興味ない。
料理とか文化とか歴史とか、もちろん知ると面白いんだけど、
基本的には「言語」そのものが好き。
「異文化理解が目的です!」っていうタイプじゃない。
でも、それもアリだよね。
言葉そのものにワクワクできたら、それだけで十分だと思う。
おしまい。