こっそり 外国語学習

外国語学習者の日記、雑記。

英語が話せるようになるまでにやったこと

英語が好きだったのに英検で挫折して、ちょっと距離をおいた過去。
でも、洋書とスキマ時間の単語アプリで再び英語と仲直り。
最後の一歩は、試験じゃなく「優しさ」だった!――英語って、あたたかい!。


目次

  1. 英語が好きだったのに、英検で心が折れた中学生時代

  2. 「試験アレルギー」のまま、大人になった僕

  3. アプリと洋書で、ゆるっと英語にリハビリ

  4. ある日突然、英語で話す日がやってきた

  5. 「通じた!」の衝撃と、そのあとの世界

  6. 結局、英会話って「優しさ」だと思うんだ

  7. まとめ:英語はスキルよりも、つながる勇気


1. 英語が好きだったのに、英検で心が折れた中学生時代

中学生のころの話なんだけど、英語って、わりと得意なほうだったのよ。
授業も楽しかったし、「英語、かっこいい〜!」って思ってた。
で、勢いで英検受けたんだよね。3級までは順調。みんなより一歩先をいってた。

でも、準2級で惨敗。

あれ、けっこうショックでさ。「あれー? 試験ってちゃんと落ちるんだ」って。
それ以来、ちょっと英検から距離をおいてた。英語はその後も得意科目だったけど、わざわざ英検を受けるまではいかないって感じ。


2. 「試験アレルギー」のまま、大人になった僕

高校、大学と英語の勉強はそこそこしてたし、
大学も「英語で授業受けられる」って理由で選んだくらいには好きだった。

でも、試験となると話は別で、英検もTOEICも、なんか距離を置いてた。
「好きなんだけど、得点化されると急に不安になる」っていう、アレね。

なんか、試験に落ちたあのときの「自分が否定された感覚」が尾を引いてたんだと思う。
ま、言い訳しようと思えばいくらでもできるよね。「忙しいし〜」とか、「実用じゃないし〜」とかさ。


3. アプリと洋書で、ゆるっと英語にリハビリ

でも、あるときふと、「やっぱ英検1級、いつか取りたいな〜」って気持ちが
むくむく湧いてきて。なんだかんだ、心の奥でくすぶってたんだろうね。

で、仕事がちょっと落ち着いたタイミングで、
英語との再会。

まずはアプリ。単語帳のアプリ(当時は「マジタン」)をちょこちょこ開いて、
1万単語覚えたらなにかかわるかな、って思って。

スキマ時間にやれるのがいいよね。
それと同時に、『キングキラー・クロニクル』っていう洋書を読み始めたんだけど、
これがもう、めっちゃ面白くてさ。

ハリー・ポッターと並ぶ名作って書いてた。ちょっと毛色は違ったけど、おもしろかったよ。邦訳もある。「風の名前」が最初のタイトルだったかな。主人公のクォートがかっこいいの。英語版ラノベって感じ。

この頃、多読してTOEIC900点とった大学生のブログを読んで影響されて。

やたらwwwが多い楽しげなブログだったけど、勇気をもらった。

「なんとなく意味わかる」って状態でも、物語の流れで楽しめるもんなんだよね。
で、気づいたら「英語で読んでる」ってことを忘れる瞬間が増えてた。これはね、面白い小説だと、たいして英語できなくても、ほんとにそう感じることがあるんだよ。不思議でしょ。


4. ある日突然、英語で話す日がやってきた

そんな感じで、英語といい感じの距離感を保ちながら暮らしてたある日、
職場に、韓国からのお客さんが来たんだよね。

で、その人、日本語ダメ。
英語しか共通言語がないという、逃げ場なしの状況。

「え、まじか…」って内心パニックだったけど、
しょうがないから、思い切って英語で話してみた。


5. 「通じた!」の衝撃と、そのあとの世界

そしたらね、なんとかなったのよ。

相手もネイティブじゃないから、
変なプレッシャーもないし、間違っても気にしない。

むしろ相手の英語もけっこうクセ強めで(笑)、
「お互いさま〜」って感じで、リラックスして話せた。

その経験が、めちゃくちゃ大きかった。

「英語って、伝えようとすれば、通じるんだ」って初めて実感した。
この「話せるかも」の感覚って、すごい力になるんだよね。

それからは、英語で話すことに対して、肩の力が抜けた。
「間違えたらどうしよう」より、「とりあえず話してみよ」って気持ちになれた。


6. 結局、英会話って「優しさ」だと思うんだ

でね、英語で会話してて思ったのは、
結局いちばん大事なのって「優しさ」なんじゃないかってこと。

文法が正しいとか、難しい単語を知ってるとか、もちろん大事だけど、
それよりも、「この人、なにを求めてるのかな?」って考える気持ちのほうが、会話をなめらかにする。

優しい人って、英語もうまいんだよ。伝えるのが上手っていうより、
「伝わるように話す」って姿勢があるから。

英語も日本語も、結局「人と人のあいだ」にあるものだからさ。
だから僕は、「勉強したから英語が話せるようになった」っていうより、

「必要に迫られて使ってみたこと」と、「相手に優しくしようとしたこと」
この2つが大きかったんだと思ってる。


7. まとめ:英語はスキルよりも、つながる勇気

もし今、「英語、話せるようになりたいな」って思ってる人がいたら、
もちろん単語や文法の勉強も大事だけど、

それに加えて、「ちょっと優しくなってみること」もおすすめしたい。

英語を話すって、「知識の披露」じゃなくて、「言いたいことを、相手がわかるようにつたえる」って感じ。
だから、会話ばっかりし始めると、難しい単語を極力つかわなくなって、それはそれで困ることもあるんだけれども。

英語っていうか、外国語でコミュニケーションする場面って、あんまり外国語ができなければできないほど(笑)、思ってるよりずっとあたたかい。これがプロの世界になるとそうではないんだろうけど、僕みたいな趣味外国語学習者にはそういう場面はあまり来ない。

っていうか、プロの世界も、コミュニケーションは優しくあってほしい!


スキルの問題だけじゃない。つながる勇気!度胸!そして優しさ(優しくされたい)。」

これが案外いちばん効くんじゃなかろうか。