こっそり 外国語学習

外国語学習者の日記、雑記。

【俺流・語学多読法】辞書なし?読み飛ばし?僕がたどり着いた最強スタイル

目次

  • 僕流・多読スタイルとは?|邦訳→原書流し読みのすすめ

  • Kindleを使った語学多読のコツと注意点

  • ハリー・ポッターの中国語版を多読するなら?|Kindle楽天Koboを比較してみた

  • なぜ僕は「一冊を何周も読む」多読スタイルにしたのか|ロンブ・カトーに学んだこと

  • 【まとめ】語学多読は「続けられるスタイル」が正解だと思う


語学の勉強ってさ、ほんと色んな方法があるよね。
シャドーイングとかディクテーションとか、文法ガチガチにやる方法もあるし、単語帳をひたすら覚えるって人もいる。
でも、そんな中で昔から「多読」っていうやり方が人気だったりする。

「辞書を引かない!」
「知らない単語は読み飛ばす!」
「子供向けの本から始める!」
みたいなルール、聞いたことある人も多いと思う。

うん、理屈はわかるんだ。
一個一個辞書引いてたら進まないし、単語知らないだけでいちいち止まってたらつまんないもんね。
大量に読んで、感覚で言語を身につけようっていう発想自体は、すごくいいと思う。

でも、正直言うと、僕は「多読」っていうものに、ちょっとだけ引っかかりがあった。

まずね、子供向けの本、あんまり好きじゃないんだ。
はらぺこあおむし』とか『Goodnight Moon』とか、かわいいとは思うよ?
でも大人になってから読むと、どうしても「ふーん」ってなっちゃう。
全然テンション上がらない。
読んでても、なんか自分がどこに向かってるのか分からなくなるというか……続かないんだよね。

あとさ、「知らない単語は読み飛ばせ」っていうのも、言うは易しでさ。
子供向けの本なら単語が飛んでも大体わかるけど、大人向けの本って、文章が複雑だからさ。
単語一個飛ばすだけで、ストーリーが「え?なにが起きたの?」ってなることも普通にある。

だから僕は、知らない単語を無理に飛ばして読み続けるより、
「これ絶対必要だな」って単語だけは軽くチェックしたり、流れを大事にしながら読むっていう、ちょっとゆるいスタイルに落ち着いたんだ。


僕流・多読スタイルとは?|邦訳→原書流し読みのすすめ

具体的にはこんな感じ。

① 邦訳を普通に読む
② 原書を何回も流し読みする

まずは日本語訳を一回、普通に読む。
小説は好きだから、なんていうかもう、普通に読む。

で、そのあと英語(とか他の言語)の原書に突撃する。
こっちはもう、最初から完璧に理解しようなんて思わない。
とにかく何周もする。わかんない単語が出ても、止まらない。
なんとなく意味を感じながら、何度も繰り返す。

するとね、不思議なことに、2周目、3周目って読み進めるうちに、
「あれ、この表現、さっきも出てきたな」とか、
「たぶんこういう意味かな?」っていう感覚が育ってくるんだよ。

最初に邦訳を読んでるから、全体のストーリーは頭に入ってる。
だから多少わからないところがあっても、「まあ、たぶんこのへんはあのシーンだな」って想像ができるんだよね。


Kindleを使った語学多読のコツと注意点

多読するなら、やっぱりKindleはめちゃくちゃ便利だと思う。

わからない単語が出たら、長押しするだけで意味がポップアップするから、いちいち辞書を引かなくていい。
これ、めちゃくちゃストレス減る。

ただ、注意点もあってね。
Kindleの辞書機能って、調べた単語の履歴を残すとかいう機能はないから、

単語帳を作るぞ、みたいな目的には向かない。ほんとに多読特化って感じ。

さらに、英語以外の言語に関しても注意。
英語の辞書は最初から装備されてるんだけど、フランス語とかスペイン語とか、他の原語の辞書は最初は入ってない。
僕はフランス語の辞書をあとからKindleストアで買ったんだけど、買う前にちゃんと対応してるか確認しないと、無駄になっちゃうから要注意。


ハリー・ポッターの中国語版を多読するなら?|Kindle楽天Koboを比較してみた

最近、中国語もちょっとかじり始めたんだけど、

いくら探してもKindleにはハリー・ポッターがないの。
中国語の簡体字版『ハリー・ポッター』は楽天Koboにあった。
ただ、楽天KoboKindleみたいなポップアップ辞書があるかはよくわからないんだよね。

Kindle繁体字(台湾とか香港で使われてる漢字)には強い。
ロード・オブ・ザ・リング』も繁体字版だった。
でも簡体字版(中国本土で使われてる漢字)はけっこう少ない。
そんな中、Kindleで『星の王子さま』の簡体字版があったのは嬉しかったな。


なぜ僕は「一冊を何周も読む」多読スタイルにしたのか|ロンブ・カトーに学んだこと

ところでなんで僕が「たくさんの本を読み飛ばしていく」やり方じゃなくて、
「一冊を何周も読む」スタイルになったかっていうと、
ロンブ・カトーさんの『わたしの外国語学習法』に影響されたからなんだ。

ロンブさん(もしくはカトーさん)が言ってた。
「文学作品には言語のすべてが詰まっている」って。

だから彼女は、語学の習得初期からでも、一冊の文学作品を選んで読み始めて、全然わからなかったところから、わかるようになっていくのが快感だって言ってた(気がする)。

これを読んで、「ああ、そういうやり方もアリなんだ」って思った。
たくさんの本を浅く読むんじゃなくて、
一冊を深く何度も読むことで、単語も文法もニュアンスも、まるごと体に染み込ませる。

僕にとっては、これがすごく合ってた。


【まとめ】語学多読は「続けられるスタイル」が正解だと思う

結局、多読って「合う・合わない」があると思う。
「細かいところまで全部わからないとイヤ!」って人にはたぶんストレスだし、
「なんとなくわかればOK!」って人にはめちゃくちゃ向いてる。

僕は、「できれば楽して語学を身につけたい」っていう欲望を抱えた人間なので(笑)、
ガチガチにやらず、適度に緩く、でも続けられる方法を探してきた。

そして今は、Kindle片手に、ハリーポッターとか、星の王子さまとかを、
何周も何周も読んで、ちょっとずつ語感を育ててる感じ。

完璧じゃなくてもいい。
ちょっとずつでも前に進んでいけば、それでいいんだって思ってる。

そんなわけで、僕流・多読スタイルでした。
今日も、楽しみながら、続けていこうっと。