📝要約
「語学力をつけたい!」と思ったことがある人、きっと多いはず。でも、「語学力」って実はすごく曖昧な言葉。留学、翻訳、通訳、洋書読書…求めてるものによって中身が全然ちがう。このブログでは、「語学力ゼロで8ヶ国語翻訳できるナゾ」の著者・水野麻子さんの考えをヒントに、ぼく自身の外国語学習の道のりを振り返りつつ、「語学力ってなに?」という問いに、笑いとぼやきを交えながら向き合ってみるよ。
📚目次
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語学力って、なんなんだろう?
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通訳ができてもガイドはできない?語学力の種類
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「目的」がある人ほど勉強しやすい
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なんとなく読みたい派も、実は範囲しぼれる
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ぼくの語学迷走ルート(英検から多読、そしてフランス語へ)
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日本語に置きかえると「語学力」って?
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それ、ぼく日本語でもムリかもって話
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おわりに:語学力に縛られすぎない語学学習
1. 語学力って、なんなんだろう?
語学力がほしい!ってずーっと思ってる。けど、ふと立ち止まってみたら「語学力って、なに?」って話になる。そんな問いを正面から投げてくれたのが、水野麻子さんの『語学力ゼロで8ヶ国語翻訳できるナゾ』って本だった。
語学力って、人によって意味が全然ちがうんだって。つまり、留学して友達つくりたい人と、同時通訳者になりたい人では、必要なスキルがまるでちがう。英字新聞を読みたい人と、海外のオタ活したい人でも、ちがう。そもそも、なにが「高い語学力」なのか、基準がふにゃふにゃなのよ。
2. 通訳ができてもガイドはできない?語学力の種類
たとえば、同時通訳ってすごくない?聞きながら話すやつ。もう神業だよ。でも、その人がそのまま観光ガイドできるかっていうと、それは別の話。
ガイドって、その国の文化とか歴史とか、知識をアドリブで語る能力が必要でしょ?それ、また違うスキルなの。で、研究職やるなら論文読んで書く力が必要だし、瞬発力とは別の集中力や分析力がいる。
つまり、「語学力」とひとことで言っても、中身はバラバラ。万能スキルなんかじゃなくて、「どの分野でどう使うか」で中身がまるで変わるのよ。
3. 「目的」がある人ほど勉強しやすい
逆に、仕事で外国語使わなきゃいけない人はラッキーかも。やるべきことが明確だから、必要な語学力がハッキリしてる。
ホテルの接客なら、チェックイン・アウトのフレーズ、よく聞かれる単語、それだけでいい。覚えて、口になじませて、現場で繰り返せばOK。
ビジネス英語も同じで、定型文と電話対応、あと会議のフレーズ。メールの書き方さえ押さえればなんとかなる。
4. なんとなく読みたい派も、実は範囲しぼれる
「洋書を辞書なしで読みたい!」っていう、ぼんやり派のぼくみたいな人も、実はもうちょい範囲をしぼれる。
エッセイ?小説?雑誌?それとも専門書?ぜんぶ「洋書」だけど、必要な語彙も文体も全然ちがう。海外に推しがいる人なんて、もう教材に困らないよね。インタビュー記事、SNS、歌詞、舞台脚本…なんでも学びにできる。
5. ぼくの語学迷走ルート(英検から多読、そしてフランス語へ)
ぼくはね、最初「英検1級とりたい!」って思ったの。あと、専門書を英語で読みたいっていう理由もあった。でも実際に始めたのは……なぜか「小説の多読」だった(笑)
効率とか言ったら、最悪だよね。回り道しまくり。でも、楽しかった。いまも楽しい。結果的に、英検1級も受かったし、小説読むのはライフワークになってる。
その後、なぜかフランス語に手を出して、中国語もかじりつつ、最終的には「洋書をたくさん読む生活」に落ち着いてる。いまのところ、楽しいからよし!
6. 日本語に置きかえると「語学力」って?
じゃあさ、母語の日本語ではどう?って考えると、今度は「語学力=相手への言葉の配慮」になる気がする。
難しい内容を、どれだけわかりやすく言えるか。場に合った言い回しができるか。笑いをまじえた会話ができるか。そっちのほうが、語学の「力」って感じする。
で、ぼくはそれ、外国語ではぜんぜんできないから、せめて「非ネイティブですけど優しくしてね」っていうスタンスで生きていこうと思ってる。
7. それ、ぼく日本語でもムリかもって話
とはいえさ、日本語でも怪しい部分あるのよ。「古典から引用してウィットに富んだ返し」なんて、無理無理。だいたいラノベとネットスラングで育ったし。
でも、もしかしてそれも「現代的な語学力」なのかもしれない。ラノベのセリフでスムーズに会話できるなら、それはそれで強みだよね。相手が同じ界隈なら、めちゃくちゃ伝わるし。
ロシア語同時通訳の米原万里さんが、日本人が日本の古典を全然知らないってびっくりしてたらしいけど、そりゃそうだよ…。ぼく、万葉集より月刊少年ガンガン(ややマイナー)派だもん。
8. おわりに:語学力に縛られすぎない語学学習
語学力って、たぶん「必要なものに合わせて、必要なだけ身につければいい」ってことなんだと思う。
ぼくはストイックな勉強は苦手だから、楽しさ最優先。語学力に縛られず、「読みたい本を読めるようになる」とか、「好きな人のインタビューを聞き取れるようになる」とか、そういう目標のほうが、ぼくには合ってる。
…というわけで、これからもラノベ読んで、推しを追って、好きな外国語で好きなことをしていこうと思います。
語学力って、そういう「使いたい未来の自分を想像する力」かもしれないね。